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拡大教科書
拡大教科書・国語3年国語
文字の部分を拡大したところ

平成4年度から盲学校小学部(小学校弱視学級)用の国語及び算数の拡大教材が発行され,盲学校中学部(中学校弱視学級)用の国語及び数学の拡大教材も平成5年度に発行されました。<BR> この拡大教材の書体,文字サイズやレイアウトは,次のように作られています。<BR> 書体はゴシック体,文字サイズは小学部低学年の教科書が26ポイント,高学年が22ポイント,中学部の教科書が18ポイントです。文字間・行間は,文字間隔0,行間隔50よりやや広めとなっています。

弱視レンズ
遠用弱視レンズセット
各種遠用弱視レンズ
眼鏡型弱視レンズセット
各種近用弱視レンズ

弱視レンズには,遠くを見るための遠用弱視レンズと近くを見るための近用弱視レンズがあります。弱視レンズには,手持ち型,卓上型,眼鏡型などいろいろな形のものがあります。使用者の見え方や使用の目的によって要求される性能が異なりますので,レンズを選ぶ場合には,倍率,視野,使い勝手など多方面から検討が必要です。




拡大読書器
拡大読書器

拡大読書器は,ビデオカメラとモニターテレビを組み合わせて,拡大した映像を提示する装置で,CCTVとも呼ばれます。弱視レンズによる拡大には限界がありますが,拡大読書器を用いると高倍率の拡大が可能で,強度の弱視者でも文字を読むことが可能になる場合があります。ズーム式に拡大率を変えることができ,白黒を反転したり,画面のコントラスト・明るさを変える機能もあり,使用者が見やすいように調整することができます。読みたい部分だけを表示し,不必要な部分を隠してしまうマスキング機能を持った機種もあります。据置型と携帯型があります。









作図器
市販の目盛りの大きいものさし
コンパス用に改良したものさし
改良した分度器

弱視用に開発された作図器はありません。市販のものを使っています。
市販の作図器の中には,目盛りや表示文字が見やすいものや必要以上に目盛りや線のないものがあり,弱視児にとって見えやすいものがあります。また,それでも難しい場合は,例えば,ものさしに大きな目盛りを貼りつけたり,「0」の目盛りの所に鉛筆を止めるストッパーをつけたり,コンパスで計り取りをするとき,鍼が動かないようにものさしの「0」の目盛りの所にくぼみを作って動かないようにする,分度器では,0度の基準線をわかりやすくするために,0度以下の袴部分をカットするなどの工夫をするなどしています。また,線の引かせ方では,計り取りの場合,計り取る目盛りの方から0へ引かせる(児童が右利きの場合)方法もあります。
つまり,弱視児にも見えやすいものを選んだり,使いやすいように改良したり,また作図するときに工夫をさせたりすることが大切です。

ノート

弱視用に作られたノートや真っ直ぐ書くための定規は開発されています。ただし,その規格は限定されていて,ノートではマスの間隔は1cmと2cmの横書きしかありません。視力実態や見えにくさの多様な弱視にとっての使いやすさには限界があり,またノートの種類も少ないため,盲学校では一人ひとりに応じたノートを作成しています。
縦罫線,横罫線,マス,原稿用紙,漢字練習用,筆算用の種類があり,線の太さや間隔はそれぞれです。

斜面机
斜面机

通常,弱視児はものを大変近づけて見ることが多く,通常の平面机だと姿勢が悪く,前かがみになってしまい,疲れてしまいます。また,前かがみになることによって,陰ができて暗くなり見えにくくなったりもします。眼疾患によっては,長時間前かがみの姿勢になることによって眼圧が上がり視力低下を起こすものもあります。そのため,弱視児が楽な姿勢で学習活動ができる斜面机を使用しています。この斜面机は,美術のデッサン用机を利用したものですが,段階式に机の角度を変えることができるので,弱視児にとって使いやすく便利です。また,用途によっても使いやすい角度にすることができるので有効です。